歯周内科療法

歯周内科療法とは

新たな歯周病治療

歯周病治療といえば昔から歯みがき指導と歯石を除去したりする歯のまわりのお掃除がどの歯科医院でもされている基本的な治療です。しかし、この基本的治療をしても、一生懸命歯みがきしても、なかなか歯肉の炎症が取れず、歯肉の腫れや出血・口臭で悩まれ、歯周病で歯を失う方がおられることも事実です。

ところが、顕微鏡検査とDNA検査にて原因菌を特定して薬を使用して治す方法が開発されました。この治療法は21世紀に入ってから行われている方法で最新式の治療方法「顕微鏡とDNA検査を使った歯周内科治療」です。

歯周内科治療について

歯周内科治療は位相差顕微鏡検査・リアルタイムPCR検査で、お口の中に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、動画管理システムに記録しそれらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を非常に綺麗な状態に改善することで歯周病を内科的に治す治療方法です。

治療前の非常に汚れた微生物叢が治療後は非常に短期間で綺麗に改善し、術前・術後の状態が一目瞭然に画像で示されるという利点があることが知られています。 また、はっきりと自覚できる程、歯茎からの出血や排膿が短期間で改善されます。

以前は、長時間歯磨きや外科治療によって1~2年の治療期間でそのような綺麗な微生物叢を獲得していたのです。微生物叢が改善されたら、歯石を除去します。その場合も、微生物叢が改善されていると、冷たいものがしみるというような症状が非常に少なくなることが知られています。

(※尚、前歯においては短期間で歯茎が縮むので歯が伸びたような感覚が生じることがあります。そのような場合には残念ながら通常の治療では元々骨が溶けている状態ですので改善は難しくなります。その場合は特殊は審美外科を行う必要があります。)

また、歯周病は細菌類の感染症であるという認識の上に立ち、医学的にその治療法を考え、歯周病菌および真菌の除菌と歯周病病原性のない正常菌叢の獲得を目的とし、外科的な治療法に先立ち、位相差顕微鏡での菌及び菌叢の検査とリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査の後に原因の菌に対応した、抗菌剤および抗真菌剤を用いた内科的治療法と言います。

顕微鏡検査にてこのような歯周病の原因である
口の中の菌やカビを調べることができます。

歯肉アメーバ

口腔トリコモナス

らせん状菌

カビ菌

最新の治療法 歯周内科治療方法について

当院では歯周内科治療はオリンパス社製の高倍率位相差顕微鏡で、口腔内に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、さらにリアルタイムPCR検査による歯周病菌のDNA検査で菌の有無を確認し、それらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を非常に綺麗な状態に改善することで歯周病を内科的に治療を行っていきます。
(※歯周内科治療は保険適応外の治療になります。)

歯周病の原因菌の除菌治療は検査と内科的治療を行うことで除菌ができます。

およその治療回数:3~5回程度

※症状ごとに変化します。

歯周内科治療のQ&A

薬の副作用はどうですか?

飲み薬は今まで内科の方で風邪薬として出されていたものです。それを使いますので、基本的には問題ありませんが、個人差があり非常に稀ではありますがアレルギー症状が出る場合もあります。今までに抗生剤や風邪薬で下痢になったという方にはあらかじめ下痢止めを出すようにしております。カビの量をコントロールする液体歯磨き剤は、ほとんど吐き出すので、身体には影響ありません。

タバコはやめなければいけませんか?

タバコは歯周病・歯槽膿漏を進行させてしまいますし、治療結果を完全にする事が出来ない場合が多いので、歯周病・歯槽膿漏のことだけを考えるとやめたほうが良いとは思います。お薬の効果が期待できる一週間は出来るだけ止めて頂くのがいいのですが、強制ではありません。

ほかにも薬を飲んでいますが、いいのですか?

内服に注意が必要なお薬が3つあります。
1つはワーファリン、2つめは制酸剤、3つめはシクロスポリンという薬です。
ワーファリン以外のお薬は三十分時間をずらして飲むようにお勧めしています。
内科への問い合わせをした上でお薬をお出しする場合もあります。

歯周病・歯槽膿漏の感染経路を教えてください。

歯周病菌はもともとお口の中にはいない菌です。その歯周病菌がなぜお口の中にいるかというと、唾液を介して人からうつされるからなのです。コップの回し飲み、箸の使い回し、キス、くしゃみなどが感染ルートとして上げられます。菌が入ってくるとお口の中で再び定着して、歯周病菌が再発する可能性が出てきます。

歯周内科治療が効かない場合があるのですか?

5%程度で歯周病菌がいなくならない場合があります。
【主な原因】血液中に白血球がもともと少ない場合・ヘビースモーカー・血液の病気の方・虫歯や治療途中の状態が何本もある場合(治療することにより改善されると思われます)

妊娠中でも歯周内科治療はできますか?

妊娠中は内服薬を出しませんので、この治療は授乳期間も含め出来ません。
歯磨きは影響がありませんが、気になる方は出産後に使用するようにしています。

お薬だけを購入することはできますか?

この治療は歯科医師が患者様のお口の中を診察し位相差顕微鏡で歯垢(プラーク)の中の細菌を確認してDNA検査で原因菌を特定して始めて処方する薬が決定します。
ですから、確認なしでお薬を入手することは出来ません。

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当院は虫歯、歯周病、セラミック、審美歯科、小児矯正(歯並び相談)、インプラント、入れ歯、ホワイトニングなど幅広い診療メニューを準備しております。また、「歯医者は怖いもの」というイメージを払拭するために取り組みを複数行っている歯医者です。例えば、痛みの配慮した診療体制や歯科治療や診療フローをお伝えするカウンセリングや精密な歯科検査、最新の歯科器材なども導入おります。
当歯医者は、いつでも安心して通っていただける歯医者として、
これからも横浜市港北区・菊名で皆様のお口の中の健康を守り続けて参ります。
これからも、いとう歯科クリニックを宜しくお願い致します。