











見た目が美しく体にも
優しい素材が選べます Your choices
歯を削ったあとに入れる詰め物や被せ物は、選ぶ素材によって見た目の美しさや耐久性、二次カリエスへの影響、アレルギー反応の出やすさなどが異なります。
基本的に一度入れると数か月から数年間使うものです。素材は慎重に選択しましょう。
いとう歯科クリニックでは、保険適用の材料だけでなく、ジルコニアやE-max、セラミックなど金属を使用しない白い素材も取り扱っています。

金属を使用しない
メタルフリー治療

歯科治療では金銀パラジウム合金、銀合金、チタンなどが使われますが、そのなかでも保険適応の金銀パラジウム合金は唾液成分で溶けやすく、歯ぐきが黒ずむことがあります。
アレルギー反応が出やすいことも大きなデメリットといえるでしょう。
自費の銀合金(ゴールド)も、削った部位との適合性や噛み合う歯との相性はいいですが、アレルギー反応を引き起こす点に注意が必要です。
チタンは金属パラジウムや銀合金をくらべて生体親和性は高いものの、アレルギー反応が出ないという保証はありません。
見た目の美しさや健康面を重視する方には、金属を使用しない「メタルフリー治療」をおすすめしています。金属アレルギーの方でも安心してお使いいただけます。また、精度の高い接着が可能なため、二次カリエス防止に効果的です。
TYPES 補綴の種類
ジルコニア
ジルコニアとセラミックを合わせた素材です。ジルコニアは別名「人工ダイヤモンド」とよばれ、強度の高さから欠けたり割れたりするリスクが低いです。
セラミックと合わせることで、自然な見た目になり、かつ生体親和性もあるため安心して長期間使用できます。メタルフリーで素材が溶ける心配がなく、二次カリエス防止に適しているといえます。前歯と奥歯のどちらに使っても問題ありません。E-max
ガラスセラミックを強化した素材です。透明感のある白に仕上げることができ、強度も高いため、前歯だけでなく奥歯にも使えます。また、強度が天然歯に近いことから、噛み合う歯を傷つける心配がありません。
見た目は日本人の平均的な肌や歯の色に馴染みやすいといわれています。メタルフリーなため二次カリエス防止に適しており、金属アレルギーの方にとっても安心です。ゴールド
素材は金合金やプラチナ合金などです。金属のため、ほかの素材よりも目立ちますが、素材の伸びがよく、形成した部位への適合性が高いのが特徴です。
また、天然歯を傷つけるほど硬くありません。前歯ではなく奥歯向けの素材で、二次カリエス防止の効果があります。オールセラミック
セラミックできた素材です。透明感のある見た目に仕上げることができ、患者様のお肌や歯の色に合わせて、仕上がりの色を選択・ご提案しています。
大きな特徴は見た目の美しさですが、ジルコニアやE-maxと比較すると耐久性が少し低く、瞬発的な力がかかると欠けたり割れたりする危険性があります。
奥歯よりも前歯向けの素材といえるでしょう。メタルフリーで二次カリエス防止効果があり、金属アレルギーの方もご選択いただけます。グラディアダイレクト
自費で行うプラスチックとセラミックを合わせた詰め物です。金属アレルギーの方も利用も可能です。保険の素材よりも見た目が自然で強度が高いです。硬さも天然歯に近く、噛み合う歯を傷つけるリスクも低いです。
型取り不要で、削った部位に直接素材を流し込めることから、適合性が非常に高く、二次カリエス防止にもなります。即日で作製できるため、通院回数が少なく、忙しい方におすすめです。金銀パラジウム
保険が適用される金属です。安価で選択しやすい素材ですが、目立ちやすく、劣化しやすいので長い期間使っていると、歯や歯ぐきが黒ずむことがあります。
また、硬すぎることで噛み合う歯が欠けたり摩耗したりするケースも少なくありません。二次カリエス防止にはあまり適していませんが、金属アレルギーの方にはご利用いただけます。硬質レジン
保険適用のプラスチック素材です。通常のレジンにガラス質の細かい粉末を混ぜたもので、コンポジットレジンよりも強度があります。
色調や透明度も一般的なレジンより優れていますが、プラスチックを含むため、変色する可能性があり、欠けたり割れたりするリスクもほかの素材と比べると高めです。
ヒューマンブリッジ Human Bridge
ヒューマンブリッジは2,000年代に開発された治療法で、歯を少しだけ削った部分に金属の装置を取り付け、人工歯を装置の間に接着させます。あまり聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、歯をほとんど削らずに見た目や噛む機能を回復させることができます。インプラントのような外科手術を伴わず、従来の「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の長所を取り入れた比較的新しい治療法です。
Recommend このような方におすすめです
- 歯を削る量を少なくしたい治療を希望する方
- 手術に対して不安がある方
- 他院でインプラント治療が難しいと言われた方
- 部分入れ歯に抵抗がある方
- 入れ歯の「見た目の悪さ」や「噛み心地」が気になる方
- 短期間でしっかり噛める歯を手に入れたい方
- 見た目の美しさもにこだわりたい方

従来のブリッジとの違い

従来のブリッジでは、欠損した歯の両隣の歯を大きく削り、その上に橋渡しのように被せ物を装着します。この方法だと、健康な天然歯を大きく削る必要があります。一方、ヒューマンブリッジは、特殊な装置を使用することで、「健康な歯を大きく削らない」「支えとなる歯に過度な負担をかけない」といった、従来のブリッジにはないメリットがあります。
特徴
- 健康な歯をほとんど削らずに済む
- 見た目が自然
- 支台歯に大きな負担を掛けない
- なるべく麻酔を使用せずに治療可能
FLOW 治療の流れ
失った歯に隣接する歯を必要最低限(0.3mmから0.5mm程度)削ります。削る範囲は歯の表面のエナメル質内にとどまるため、基本的には麻酔は使用しません。
両側の歯を支えにして、歯を包み込むように回転させながら装置を取り付けます。支える歯としっかり結合するため、装置が外れることはありません。
装置を取り付けた後、人工歯を装着し、治療は完了です。治療の期間はおおよそ3~4週間程度です。
ヒューマンブリッジはインプラント治療など、従来の欠損歯治療と比べて非常に多くのメリットがある治療法ですが、土台となる両側の歯にかぶせ物があるなど、お口の状態によっては適応できないケースもあります。人工歯は専用の接着剤で装置に取り付けるため、欠損歯数が多いと噛む負担に耐えられず、外れてしまうリスクがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりにより歯がすり減っている方には、他の方法が適している場合もあります。いとう歯科クリニックでは、患者様一人ひとりに合わせた治療法をご提案しておりますので、お困りの際はご相談ください。