











小児矯正だからこそ
できることがあります pediatric orthodontics
小児矯正は、歯の生え変わりの時期である5歳〜12歳ごろを対象としています。顎骨の成長は5〜8歳がピークとなるため、この時期に矯正をすることで、将来手術が必要になるリスクを低減できます。
歯並びが自然に整うように、顎の成長に合わせて効率よく改善できるのが、小児矯正の大きな強みといえるでしょう。お子様の歯並びや噛み合わせが気になる方はぜひ早めにご相談ください。

こんな症状ありませんか?
- ふとしたときにお口がポカンと開いている
- 就寝中にいびきをかいている
- 舌を前に押し出す癖がある
- 唇やタオルを噛む癖がある
- 指しゃぶりが長期間続いている
- 周りのお子様とくらべて滑舌・発音が悪い

MERIT 小児矯正治療を
早く始めるメリット
- 手術をせずに顎骨を広げられる 拡大床という装置は、成長期の顎骨を広げられます。
徐々に範囲を広くしていくため、強い痛みはなく、将来の永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保できます。
成人矯正に移行した後も、抜歯となる心配がほとんどありません。 - お口周りの筋肉を鍛えて永久歯列を自然に整えられる 歯は歯ぐきや顎骨だけでなく、舌や唇、頬など口周りの筋肉にも支えられています。
筋肉が弱いと歯列が崩れやすくなります。お口周りの筋肉を鍛える特殊な装置やトレーニングは、永久歯列を自然に整える一助となります。 - 成長に欠かせない栄養の吸収を助けられる しっかり噛める環境を作ることで咀嚼回数が増え、胃や腸の負担が軽減します。
お口や全身の成長に欠かせない栄養の吸収がよくなるだけでなく、脳も活性化するため学力アップにも効果的です。

Types 不正咬合の種類
上顎前突(出っ歯)
上顎の前歯が前方に傾斜している、もしくは上顎全体が前方に出ている状態を指します。
長期の指しゃぶりや唇を噛む癖、舌を前に出す癖、顎骨のバランスの崩れによって引き起こされ、重症化すると唇を自然に閉じられなくなるケースがあります。下顎前突(受け口)
下顎の前歯が前方に傾斜している、もしくは下顎全体が前方にでている状態を指します。
乳歯列で下顎前突がみられる症例は珍しくなく、歯の生え変わりとともに正常になることもありますが、下顎全体が前方に突出している際には治療が必要です。
上唇を噛む癖や舌を下顎の前歯に押し当てる癖、顎骨のバランスの崩れによって引き起こされます。叢生(ガタガタ)
歯の重なりや位置異常があり、歯列がガタガタしている状態を指します。
永久歯列に多い事例として、乳歯列のときに歯と歯の間にすき間がないと、叢生(歯が重なって生えること)のリスクが高まります。
また、顎骨のサイズが小さい、永久歯が顎骨に対して大きい、虫歯や怪我などで乳歯が生え変わりの時期よりも早く抜けてしまっているケースは要注意です。歯間空隙(すきっ歯)
歯と歯の間にすき間がある状態を指します。永久歯列ですき間があるのは問題がある歯並びとして診断されます。
乳歯よりも永久歯の方がサイズが大きいため、歯が生え変わると、すき間は自然に埋まります。そのため特別な治療は必要ありません。
永久歯列で歯間空隙になる原因としては、歯に対して顎骨が大きい、顎骨に対して歯が小さいなどが挙げられます。過蓋咬合
噛んだときに上顎が下顎を深く被っている状態を指します。上下顎のバランスの悪さが原因です。
上顎が下顎に被っていることは正常ですが、それが深すぎると奥歯に過度な負担がかかったり、下顎の前歯で上顎の裏側の粘膜が傷つく恐れがあります。交叉咬合
噛んだときに上顎全体と下顎全体がズレている状態を指します。上下顎のバランスの悪さや一部の歯の傾斜などが原因とされています。
噛むときに発生する力が偏り、一部の歯や顎関節に大きな負担がかかります。顔の歪みも目立ちやすいため早めの治療がおすすめです。
矯正装置について
矯正装置を使用する目的は、「今後の歯並びをきれいにすること」です。お子様のお口の状態に合わせた治療計画を立案し、それに適した期間で治療を進めます。
家庭環境や生活スタイルに合った治療法をご提案しますが、実際に行ってみて難しい場合は、変更することも可能です。
柔軟に対応しますのでご安心ください。 また、最も治療が必要な部分を優先して治療する方針のため、必要以上に装置を使用することはありません。
拡大床
顎骨を広げるための装置です。取り外しが可能で衛生管理がしやすく、成長期の顎骨を徐々に広げていくことから、強い痛みを感じにくいです。
装置の調整はご家族の方にしていただくので、使用前にしっかりご説明いたします。対象年齢は6〜10歳です。マイオブレース
口周りの筋肉を鍛えるための装置です。就寝中と起きている間の1時間はめていただきます。取り外しができ、柔らかい素材でできているため、粘膜を傷つける心配がありません。
お口をポカンと開ける癖や、舌を間違った位置に置く癖、口呼吸などを改善できます。対象年齢は4〜10歳ごろです。インビザラインファースト
マウスピース型の矯正装置です。1日20時間以上装着していただきます。これから生えてくる永久歯が自然に並ぶように乳歯の位置を整えるのが目的です。
取り外し可能で、透明な装置のため装着中も人目が気になりにくいです。対象年齢は6〜12歳ごろです。ムーシールド
反対咬合(受け口)を改善する機能的顎矯正装置です。 寝ている間にこの装置を装着することで、舌の位置を上げ、顎の正しい成長を促します。
歯並びを整えるというよりも、顎の成長を利用して咬み合わせを正常にすることを目的としています。対象年齢は3歳から12歳ごろです。

口腔筋機能療法(MFT) Myofunctional Therapy
装置を使わないお口周りの筋肉を鍛えるトレーニングです。歯列は並ぶ歯だけでなく、唇や舌、頬の位置や筋力にも左右されます。筋力にも影響があり、睡眠や呼吸の質にも深く関わり、とても重要です。
お口周りの筋肉を鍛えて、正しく機能させることで歯列が整いやすくなり、歯並びや噛み合わせの崩れ防止や健康な心と身体につなげていきます。咀嚼機能や嚥下機能の向上にも効果的です。当院独自のカリキュラムやテキストを使って行います。
Vキッズ
~3歳からの口腔機能育成~
近年、食生活の変化などにより、口腔内が狭いお子様が多く見られます。口腔内が狭いと、睡眠中に十分な呼吸ができず、質の高い睡眠がとれていない可能性があります。就寝中に成長ホルモンの分泌や記憶の整理が行われるため、睡眠はお子様の脳や身体の発育に必要不可欠です。
当クリニックでは、乳歯列期(3~5歳)のお子様に「Vキッズ」の使用を推奨しています。
「Vキッズ」とは?

「Vキッズ」は、3歳から使用できる取り外し可能な小児睡眠時育脳サポート装置で、お子様が本来持つ成長する力を引き出し、心身の健やかな発育を支える役割を持っています。就寝時に下の歯に装着することで、口腔内を広げ、顎や舌が自然に前方へ移動するよう促します。その結果、就寝時の呼吸がをきちんと確保できる仕組みとなってきます。使用は就寝時のみで、取り外し可能なため、小さなお子様でもストレスなく継続できます。
「Vキッズ」は口腔育成を促す装置であり、歯列矯正を目的としていません。歯を動かしたり、顎を広げる機能はないため、痛みは感じません。将来的に歯列矯正を検討している場合、治療を始める前の準備段階として「Vキッズ」を活用するのも効果的です。永久歯への生え変わり前に口腔機能を正常にすることで、矯正治療をよりスムーズに進められます。
費用
より多くのお子様の健やかな成長をお口の健康から支えるため、保険診療内で対応し、他院よりもリーズナブルな価格で提供しています。
精密検査 | (税込)11,000円 |
---|---|
治療費用(治療開始時) | (税込)77,000円 |